ウォーターサーバーに危険性はある?安全に使うための5つのコツ
暮らし
2023.12.20
ウォーターサーバーを利用してみたいけれど、お水の品質や子どもへの安全性に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
特に、小さなお子様がいるご家庭では、お水やウォーターサーバーの安全性は非常に重要な問題です。
- ウォーターサーバーを利用してみたいが、水質などに危険性はないのか知りたい
- 小さい子どもがいても問題なくウォーターサーバーが利用できるのか知りたい
このように思っている方に向けて、本記事ではウォーターサーバーを利用するにあたって起こりうる危険性や、安全に使用するコツなどについて徹底解説します。
これからウォーターサーバーを導入予定の方や、既に利用している方も、ぜひ参考にしてください。
目次
ウォーターサーバーの水は基本的に安全
ウォーターサーバーの水は、基本的に安全であるといわれています。
なぜなら、ウォーターサーバーの水は「天然水」または「RO水」であり、どちらも製造の際に不純物が取り除かれているからです。
- 天然水:
湧き水や浅井戸水など、自然界から採取される水です。
自然のフィルターを通じて清潔さが保たれ、汚染物質や放射能の影響が少ないとされています。
国の基準に基づき、不純物を取り除いてから殺菌処理を施しています。 - RO水:
逆浸透膜により不純物や放射性物質を取り除くプロセスを経て提供されます。
逆浸透膜は極小サイズで、細菌や放射性物質まで除去します。
さらに各ウォーターサーバーメーカーでは、自社の製品に対して法定基準を順守し、水質検査などを実施し安全性を確認しているため安心して利用することができます。
しかし、ウォーターサーバーの水には1つだけ注意すべき点があります。
ウォーターサーバーの水は塩素を含まないため、雑菌に対する抵抗力が弱いというです。
ウォーターサーバーの水は水道水とは異なり、利用者自身が適切な管理とメンテナンスを行うことが求められます。
メンテナンスを怠ったり、誤った管理方法をとったりすると、水質が悪化する場合があります。
ウォーターサーバーに潜む5つの危険性とは
ウォーターサーバーは便利で、安心安全な水を提供してくれますが、実は知らない間に潜む危険性があるのをご存知でしょうか?
これらの危険性は、私たちの健康や安全に影響を及ぼす可能性があります。
では、具体的にどのような危険性が存在するのでしょうか?
子どものやけどや転倒、感電のリスクなど、5つの危険性を解説していきます。
1.誤った管理方法による水質悪化のリスク
ウォーターサーバーはお手入れやメンテナンスを怠ると、給水口やサーバー内部にほこりやカビ、雑菌が蓄積され、不衛生な状態になる可能性があります。
また、開封したウォーターサーバーの水は、一定期間内に飲み切ることが大切です。
開封後に長期間放置したり、未開封のボトルを高温多湿や温度変化の激しい場所で保管したりすると、水質が悪化する可能性があります。
これらの点を踏まえ、ウォーターサーバーの水を安全に利用するためには、適切な管理とメンテナンスがポイントであることを忘れないでください。
2.温水によるやけどのリスク
小さな子どもがいる家庭では、ウォーターサーバーの利用時に温水によるやけどのリスクが存在します。
子どもがウォーターサーバーの温水コックをいたずらしたりすると、注水口からお湯が吐き出されてやけどを引き起こす可能性があります。
実際の事例では、チャイルドロックが解除されてしまったり、チャイルドロック機能が効かなかったりするケースがあり、乳児が温水に触れてやけどを負ったという報告もあります。
参考:東京くらしWEB
「ウォーターサーバーによるやけどに注意!~チャイルドロックがあっても油断は禁物です~」
また、ウォーターサーバーの背面にある放熱部分は高温で、これに触れてしまうとやけどの原因になります。
特に放熱用のコンプレッサーや温水用ヒーター、冷水用コンプレッサーなどが高温になるため、注意が必要です。
3.ウォーターサーバーの転倒によるケガや故障のリスク
ウォーターサーバーは転倒するリスクが潜んでいます。
サーバーは重さが20kg近くあり、ちょっとした衝撃や誤った設置が原因で倒れる危険性があります。
子どもはもちろん、大人でも大きなケガやサーバーの故障に繋がる可能性があるでしょう。
ウォーターサーバーが転倒するリスクを軽減するためには、コンセントに引っかからないように設置したり、ぶつかりやすい場所に置かないといった工夫が必要です。
また、付属の転倒防止ワイヤーでしっかり固定するなど、安全対策を講じてサーバーの転倒に伴うケガや故障のリスクを最小限に抑えましょう。
4.コンセントの感電や漏電などのリスク
ウォーターサーバーの設置や管理を正しく行わないと、感電や漏電の危険性も高まります。
特に子どもは、電気に関する知識や注意力が不足しているため、事故に巻き込まれる可能性があります。
ウォーターサーバーに潜む感電や漏電のリスクをいくつかご紹介します。
- 延長コードやタコ足配線の使用:
ウォーターサーバーの電源コードを延長コードやタコ足配線で接続すると、異常発熱やショートの原因になり感電や火災の可能性が高まります。
ウォーターサーバーの電源コードは、直接コンセントに差し込むようにしましょう。 - コンセントのほこりや汚れ:
コンセントにほこりや汚れが溜まると、接触不良や発火の原因になり、また、ほこりや汚れに触れた子どもが感電する可能性もあります。
ウォーターサーバーのコンセントは、定期的に清掃しほこりや汚れを除去しましょう。 - 電源コードの傷みや束ね:
ウォーターサーバーの電源コードを曲げたり、引っ張ったり、束ねたりするとコードに傷が入りやすくなり、傷から漏電が起こると感電する危険性があります。
ウォーターサーバーの電源コードは、余分な部分を巻き取らずに、自然な形で保管しましょう。 - 幼児の一人操作:
ウォーターサーバーは、水を出すボタンや電源プラグが子どもの目につきやすい位置にあります。
幼児が一人で操作しようとすると、濡れた手でプラグを触ったり、口に入れたりすることで感電する可能性があります。
ウォーターサーバーは、子どもの手の届かないところに設置し、必ず大人が付き添って操作するようにしましょう。 - アース接続の不備:
ウォーターサーバーは、家電製品です。
万が一漏電が起こった時に、アース接続がされていないと感電する危険性があるため、ウォーターサーバーはアース付きのコンセントに接続し、アース線が正しく接続されていることを確認しましょう。
5.想定よりも月額料金が高くなるリスク
ウォーターサーバーの利用には、電気代やお水代だけでなく、サーバーのレンタル料や配送料などの費用が発生します。
一般的な月額料金は3,500円前後から5,000円以上まで幅広く、水の使用量によっても変動します。
また、一定の注文ノルマがあるメーカーも多く、水の消費が追いつかないと思わぬ出費になってしまうかもしれません。
注文ノルマとは、水ボトルの定期購入契約のことで、「4週間ごとに2本配送」や「3カ月で6本以上」といったような注文スタイルです。
さらに、ウォーターサーバーのレンタルは契約期間が設定されており、期間内に解約すると違約金(解約金)が発生します。 金額はメーカーによって異なりますが、1万〜3万円程度が相場です。
ウォーターサーバーを安全に使うための5つのコツ
水の供給源として便利なウォーターサーバーを安全に使用するにはどうしたらいいのでしょうか?
子どもの安全や衛生面に気を配るための5つのヒントをご紹介します。
1.こまめな掃除やメンテナンスを心がける
ウォーターサーバーの水を安全に利用するためには、ウォーターサーバー本体のこまめな掃除やお手入れが不可欠です。
特に、ボトルの差込口やウォーターサーバー本体の外側、注水口はほこりや汚れが付着しやすい場所であり、汚れたままだとお水を注ぐ際に不純物が混入する可能性があります。
週に1回の頻度で、ボトルの差込口やウォーターサーバーの外側、注水口を掃除し、汚れが目立つ場合は都度清掃することが大切です。
ウォーターサーバーの掃除方法については、こちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
「ウォーターサーバーのカビ対策にはこまめな掃除」
また、日常の掃除だけでなく、メーカーによっては安全性と性能を維持するために業者による定期的なメンテナンスが必要となるウォーターサーバーがあります。
しかし、すべてのウォーターサーバーが定期的なメンテナンスを必要とではありません。サーバー内部の自動クリーン機能を搭載したウォーターサーバーは業者によるメンテナンスが不要です。
2.ボトルやサーバーの置き場所に気をつける
ウォーターサーバーの設置場所や水ボトルの保管場所は、安全性に大きく影響します。
まず、直射日光や高温多湿になる場所は避けましょう。
ウォーターサーバーの性能を低下させ、水質を悪化させる可能性があります。
また、風通しの良い場所はおすすめですが、温度変化が激しい場所に置くとウォーターサーバーの性能に影響を及ぼす危険性があります。
湿度が高い浴室の脱衣所はカビが繁殖しやすく関電の危険性も高まるため、ウォーターサーバーの置き場所としては不向きです。
リビングやキッチン、寝室といった清潔な場所に置くことが望ましいです。
3.配線の方法に気を付ける
ウォーターサーバーは消費電力が大きいため、配線の方法には十分な注意が必要です。
特に、タコ足配線は避けるべきです。
タコ足配線とは、1つのコンセントから複数の電化製品を給電する方法のことを指しますが、過負荷となり漏電の原因になる可能性があります。
また、ウォーターサーバーには基本的にアース線が備わっています。
アース線を接続しなくてもウォーターサーバーは稼働しますが、アース線を接続すると漏電時の火災を防げるでしょう。
さらに、落雷時の被害や静電気なども抑制する効果が期待できます。
4.長期間使用しない時は水抜きをして電源を切る
旅行や出張などでウォーターサーバーを長期間使用しない場合は水抜きをしてから電源を切りましょう。
ウォーターサーバー本体の電源を切ると水が常温に戻り、サーバー内に残ったお水が劣化する可能性があります。
また、UV除菌機能や自動クリーン機能が搭載されている場合、これらの機能も停止するため、1カ月以上使用しない場合や長期間不在にする際に水抜きを怠ると水質が悪化する可能性があります。
基本的には起こらないものの、空焚きになる可能性もゼロではありません。
水抜きの手順については、下記記事で紹介していますので参考にしてください。
「ウォーターサーバーの水抜き方法 余った水の活用法と注意点」
5.1ヶ月に必要なお水の量を把握してから契約する
ウォーターサーバーを契約する際には、ご家庭で必要な水の量を把握してから申し込みましょう。
1ヶ月の水の使用量は、一人暮らしで約12~24リットルが平均とされており、多くのメーカーで、月に24リットルをノルマとしているところが一般的です。
ただし、ウォーターサーバーの水を飲むだけでなく料理にも使用する場合は、その分も考慮して必要な量を見極める必要があります。
水の消費量に自信がない場合や使用量が少ない場合は、ノルマのないメーカーを選ぶかコンパクトサイズのボトルを選ぶと良いでしょう。
ウォーターサーバーは工夫次第で無駄な負担を避けることができ、より快適にウォーターサーバーのある生活を実現できます。
安全なウォーターサーバーの選び方
安全性を重視してウォーターサーバーを選ぶ場合、何を基準にすればいいのでしょうか?
赤ちゃんや子どものいる家庭や衛生面を気にされる方におすすめな、安全なウォーターサーバーの選び方をご紹介します。
1.サーバー内部の自動クリーン機能が搭載されたものを選ぶ
ウォーターサーバー内部のお手入れは、基本的に業者による定期的なメンテナンスが必要ですが、自動クリーン機能が搭載された種類のウォーターサーバーであれば、自動でサーバー内部の掃除を行ってくれます。
ウォーターサーバー内部に付着するカビや雑菌などを自動的に除去してくれるため、安全性が向上します。
自動クリーン機能が搭載されていれば、定期的な業者によるメンテナンスがほとんど不要となるメリットがあり、サーバー内部を常に清潔な状態に保てるでしょう。
2.チャイルドロック機能が搭載されたものを選ぶ
ウォーターサーバーのお湯は約80〜95°Cのため直接触れるとやけどをする危険があります。
特に子どもの好奇心からくる事故を防ぐためにも、チャイルドロック機能は非常に有用です。
チャイルドロック機能とは、ボタンやコックを操作しても冷水・温水が出ないようにする機能のことで、子どもが好奇心からウォーターサーバーを操作したとしても、やけどやケガをするリスクを軽減できます。
子どもに対して「触ってはいけない」と話すだけでなく、機器自体が安全に機能するような工夫が求められます。
3.転倒しにくいタイプのサーバーを選ぶ
地震や子どものいたずらなど、ウォーターサーバーが転倒する可能性があるシチュエーションも考えられます。
安全性を向上させるためには、転倒しにくいタイプのサーバーを選ひましょう。
具体的には、下置き型タイプや卓上タイプのウォーターサーバーを検討したり、転倒防止のワイヤーが付属品としてついているタイプのサーバーがおすすめです。
下置き型タイプのサーバーは、設計上重心が低くなっており、転倒しにくい特性を持っています。
また、転倒防止のワイヤーがついているタイプなら、サーバーを固定し転倒するのを防ぐのに効果的です。
危険性が低いウォーターサーバーなら「ふじざくら命水」
安全面を考慮してウォーターサーバーを選ぶなら「ふじざくら命水」がおすすめです。
天然水業界最安値クラスの「ふじざくら命水」は、こだわりの富士山天然水を使用しています。
「ふじざくら命水」のウォーターサーバーは自動クリーン機能を搭載しています。
高温循環というクリーン機能が搭載されているため、使用頻度の少ない時間帯を自動で検出し、7日周期でサーバー内部のタンクや通水部分を殺菌するので、いつでも安心して安全な水を飲むことができます。
さらに、チャイルドロック機能を搭載されており、また転倒防止用の金具も付属品としてついています。
水のボトルもコンパクトで、定期配送での契約ですが、お水が余った際には配送の一時停止もできます。
「ふじざくら命水」のウォーターサーバーで安全で快適なウォーターサーバーライフをお楽しみください。
まとめ
今回は、ウォーターサーバーの危険性について解説しました。
ウォーターサーバーを安全に利用するためには、こまめなお手入れや使用上の注意が欠かせません。ウォーターサーバーの危険性は子どもがいる家庭での事故や月額料金のリスクまで様々ですが、解説した5つのコツを実践すれば、安全性や利便性も向上するでしょう。
掃除や定期メンテナンスを怠らず適切な使い方を心がけて、ウォーターサーバーを利用する前にはメーカーや機種について詳しく調べ、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことも重要です。
安全かつ快適な利用を目指して、正しい知識と注意を持って利用しましょう。