ウォーターサーバーの水抜き方法 余った水の活用法と注意点
暮らし
2023.9.27
引っ越しや模様替えでウォーターサーバーを移動させる時には、水抜き作業が必要です。
少しの距離だから大丈夫と油断してしまうと、故障やトラブルの原因となることもあります。
「引越しや解約で水抜きが必要になった」
「ウォーターサーバーの水抜きの手順が知りたい」
「ウォーターサーバーの水抜きを行う際の注意点が知りたい」
この記事では、ウォーターサーバーの水抜きについて、手順や注意点などをご紹介します。
また、どうして水抜きが必要なのかについても紹介しますので参考にしてください。
目次
水抜きはなぜ必要なのか?
はじめに、ウォーターサーバーの移動時に水抜き作業が必要な理由を解説します。
ウォーターサーバーの本体内部では、お水ボトルから取り込んだ水をタンク内に溜めて、温度調整を行っています。
いつでもすぐにお湯や冷水を利用できるのは、この機能があるからです。
水抜きをすることで、サーバー内部の水を極力なくし、サーバー本体を移動させる際の水漏れトラブルを回避する必要があります。
引越しの際は、引越し業者のスタッフが家具家電を運ぶことになりますが、ウォーターサーバーに関する知識がない人も少なくありません。
あらかじめ利用者側できちんと水抜きをしておかないと、運搬時の水漏れや故障といったリスクが発生する可能性があるのです。
また、ウォーターサーバーを移動させるときだけでなく、出張や旅行で長期不在にする際、電源を切る場合も水抜きが推奨されています。
サーバー内部の水を長期間循環させずに残しておくことで雑菌繁殖につながる可能性があるからです。
ウォーターサーバーを移動させるときや、長期にわたり留守にする、電源を切る前には必ず水抜きをしましょう。
ウォーターサーバーの水抜きの手順
ここからは、ウォーターサーバーの水抜きの手順をご紹介します。
なお、これからご紹介する手順は、あくまで一般的なケースです。
実際に作業される際は、メーカーの説明書や公式サイトで方法を確認してください。
ふじざくら命水のウォーターサーバーサーバー水抜き手順については、こちらの記事でご確認ください。
「引越し後もウォーターサーバーを使う方法と注意点」
また、ふじざくら命水の水抜き方法は動画でも解説しています。
スマホやタブレットなどで見ながら作業していただくのもおすすめです。
「ふじざくら命水 水抜き方法について」
1. 残った水をボトルから出し切る
水抜き作業を始める前に、サーバーにセットしたお水ボトルの中身を使い切りましょう。
メーカーによってはボトルに止水できるコックがついていて、そこを閉めれば使い切らずに取り外せるものもあります。
使い切る、またはコックを閉めたらサーバー本体からお水ボトルを外します。
コックが閉められるタイプのお水ボトルでも、ウォーターサーバーの利用再開まで期間が空く場合は使い切ってしまったほうが衛生的に安心です。
2. コンセントを抜いて3~5時間以上放置する
ウォーターサーバーから水ボトルを外したらコンセントを抜きます。
電源を切って、サーバー内部の温水が常温に戻るまで少し時間をおきましょう。
この手順を省いてしまうと、水抜き作業の際、温水で火傷をしてしまうリスクが発生します。
放置する時間は3〜5時間程度を目安にしてください。
機能性が高いウォーターサーバーほどサーバー内部が冷めにくい傾向があり、その分放置時間は長めになります。
最低でも3時間程度は放置して、水温が下がるのを待ちましょう。
3. 背面のキャップを外してサーバー内の水を出し切る
上の手順を済ませたら、いよいよ水抜きです。
ウォーターサーバーには、背面や吐水口周りなどに、内部の水を抜くためのドレインキャップがついています。
ここを解放して、サーバー内に残っている水を抜きましょう。
ウォーターサーバーでは、タンクだけでなく通水路にも水が常に満ちています。
水抜き作業では、4〜5リットル程度の水が出てくるため、水を受けるための入れ物、バケツなどを準備しましょう。
ウォーターサーバーの水抜きの際の注意点2つ
ウォーターサーバーの水抜き手順については、ご利用しているサーバーの説明書やメーカーの公式サイトで確認することができます。
大まかな手順は前述した通りとなり、細かいポイントやドレインキャップの位置などを除けば大体どのメーカーでも方法は同じです。
ここからは、水抜き作業でとくに注意すべき点について、さらに詳しくご紹介します。
1. 火傷に注意する
先に述べたように、ウォーターサーバーの温水タンクには、すぐお湯が使えるよう高温に保った状態でお湯が保存されています。
電源を切ったあと常温になるまで待ちますが、冷めるまでには意外と時間がかかります。
目安の時間は機種によっても異なりますので、説明書できちんと確認してください。
一般的には、機能が豊富な機種ほど保温効果も高く、常温に戻すまでの時間が長くかかりがちです。
中のお湯が熱いままの状態で水抜きをすると、火傷の危険性があります。
十分に熱を冷ましてから水抜きするようにしましょう。
2. 水抜きの際は大きめの鍋やバケツを用意する
水抜きのドレインキャップを開ける際、勢いよくお水が出てくることがあります。
周囲の水濡れを防ぐためにも、大きめの容器で水を受けるのがおすすめです。
また、ウォーターサーバー内部には、4〜5リットルほどの水が入っています。
水抜き作業には、大きめのバケツなど容量のある入れ物を使い、万が一こぼれてしまった時のために雑巾も準備しておくと安心です。
ウォーターサーバーを移動する際の注意点5つ
ウォーターサーバーの水抜きを終えたらいよいよ移動ですが、移動時にも気をつけるべきポイントがあります。
ここからは、ウォーターサーバーを移動させる際に注意する点をご紹介します。
引っ越しの際に業者に運搬を依頼する場合、業者側がこれらの注意点を理解していないことも想定し、事前に打ち合わせておくと安心です。
1. 一人では運ばないようにする
ウォーターサーバーを運搬する時は、一人では運ばないようにしてください。
サーバーは機種やメーカーによって違いはあるものの、床置き型であれば20kg程の重さになります。
力がある方でも、よろけてしまったり、壁にぶつけてしまうと故障の原因にもなりますので、必ず2人以上で持ち運ぶようにしましょう。
2. サーバーを傾けないようにする
ウォーターサーバーの運搬を2人以上で行ったほうがいい理由は、重量の問題だけではありません。
内部に水を含んだ電化製品であることから、傾きを避ける必要があるのです。
水抜きを行っていても、少量の水が残っている場合があります。
運ぶ際に傾けてしまうと、水漏れで周囲が濡れてしまったり、内部の電子機器を濡らしてしまう恐れがあります。
最悪の場合、故障につながるリスクもあるため、2人以上で水平を保って運搬しましょう。
3. ボトルの差込口を保護する
お水ボトルを設置する給水口は、水抜き作業でボトルを外した後に保護しましょう。
運搬時に埃が入ってしまうと、移動後にウォーターサーバーの使用を再開する際に影響が出てしまいます。
食品用ラップで覆い、さらに破れないよう厚手の布やビニールで保護しておくと安心です。
4.付属品は揃っているか確認する
引っ越しや解約に伴うウォーターサーバーの返却の際には、サーバーの付属品が揃っているかも確認しておきましょう。
ウォーターサーバーは基本的にレンタルして使用しますので、最終的には返却することになります。
付属品が欠けていると、手続きが必要になる場合もありますので、移動させる機会に付属品をチェックして安心です。
5. 移動後は1時間ほど置いてから作業する
ウォーターサーバーを移動させたら、すぐに電源を入れず、1時間程度待つようにしてください。
移動直後は振動や傾きによる影響で、すぐに電源を入れると故障する恐れがあります。
説明書やメーカー公式サイトなどで、設置時の注意事項を確認してから通電するとよいでしょう。
水抜き後の水や飲み切れなかったボトルはどうする?
ウォーターサーバーの水抜きは、セットしているお水ボトルを使い切った後で行うのがベストのタイミングです。
しかし、引越しのスケジュールなどで必ずしもちょうどよくは使いきれないのではないでしょうか。
余ってしまった水は、取り扱いに注意すれば再び飲むことも可能です。
ここでは、水抜きのタイミングで余ったお水や、水抜きで出てきたお水の再利用についてご紹介します。
水抜き後の水も冷水なら飲める
お水ボトルは使い切っても、サーバー内部には相当量の水が残ります。
水抜きでこのサーバー内部の水を抜くわけですが、抜いたお水も冷水として使うことが可能です。
ただし、水抜き時に受ける容器を清潔なものにする必要があります。
水抜き後はすぐに冷蔵庫で冷やし、冷水として使うようにしてください。
ドレインキャップから出てくることが気になる場合は、煮沸してから冷蔵するといいでしょう。
ウォーターサーバーのお水は塩素消毒がされていませんので、長期保存には向きません。
水抜きで出た水を再利用する際は、早めに使い切ることをおすすめします。
余ったボトルは有効活用できる
ウォーターサーバーの解約で水抜きしたが、水ボトルが余ってしまったというケースもよく聞かれます。
余ってしまったお水ボトルは、飲み水として利用したり、備蓄水として使えます。
余ったお水ボトルを再利用する際は、以下の点に注意するとよいでしょう。
飲む
メーカーによっては、お水ボトルにコック類がついていないことがあります。
使いづらい場合は、ポットや水筒などの移し替えて利用すると便利です。
ウォーターサーバーのお水は、開封後は早めの消費を推奨していますので移し替えたお水も冷蔵庫で保存して、なるべく早めに飲み切りましょう。
料理に使う
料理や野菜洗い、お米を炊く際のお水として、ウォーターサーバーの余ったお水を活用するのもおすすめです。
料理に利用することで、一度に使うお水の量が増えますので、余ったボトルを早めに使い切ることができます。
災害時の備蓄水として保管
お水ボトルから直接コップに注げるコックがついているのであれば、いざという時の備蓄水として保管しておく方法もあります。
未開封であれば、ある程度の期間保存できて飲用が可能ですし、古くなってしまっても洗い物用の水として利用できます。
未開封のボトルの保管期限はメーカーによって違いますので、保管する場合は賞味期限を確認しておきましょう。
引越しなどで解約する際は乗り換えキャンペーンをチェック
引越し先で継続してサービスが受けられない場合や、今のウォーターサーバーにあまり満足していない方は、引っ越しを機に乗り換えるという選択肢もあります。
ウォーターサーバーのレンタル契約を契約期間の途中で解約すると、違約金や解約手数料が発生するケースがほとんどです。
メーカーによっては、発生した違約金分をキャッシュバックでカバーできる特典をつけた、乗り換えキャンペーンを実施しているところもあります。
もっとお得なウォーターサーバーを使いたい、引越し先で使えるウォーターサーバーに乗り換えたいという方は、各メーカーのキャンペーンをチェックしてください。
まとめ
転勤が多いなど、引っ越しをする機会が頻繁にあるとウォーターサーバーを導入するのに躊躇してしまうのではないでしょうか。
そんな時は、全国でサービスを受けられるメーカーを選ぶと安心です。
ふじざくら命水は一部離島を除き全国エリアでサービスを提供しています。
他社からの乗り換えに対応した「乗換えキャンペーン」も実施していますので、ぜひチェックしてください。
ふじざくら命水の乗換えキャンペーンでは、他社からお乗換えいただいたお客様に10,000円分のギフトカードをプレゼントしています。
使い勝手の良いAmazonギフトカードかQUOカードから選べ、活用のしやすさが特徴です。
特典を受ける手続きも簡単なので、お客様にご好評をいただいています。
ふじざくら命水は、安全でおいしい富士山の天然水をお得な価格でご利用いただけます。
コンパクトで使いやすく、積み重ねて保管できるバッグインボックス(BIB)のお水ボトルを採用していますので、置き場所も節約でき、管理も簡単です。
定期配送タイプですが、ご都合に合わせて配送スキップもできますし、お水の注文ノルマもありません。
使い勝手良くおいしいお水が生活に取り入れられるふじざくら命水で、ウォーターサーバーのある暮らしを体験してください。