ウォーターサーバーの衛生面・雑菌の繁殖を防ぐには?
暮らし
2023.2.27
ウォーターサーバーの導入を検討する方の中には、衛生面を気される方もいるのではないでしょうか。
ウォーターサーバーは雑菌だらけ、という話を聞いたことがあるという方もいるかもしれません。
「ウォーターサーバーに雑菌が繁殖する理由は?」
「雑菌を防ぐための機能は?」
「ウォーターサーバーのメンテナンスは?」
この記事では、ウォーターサーバーの衛生面や、天然水に雑菌が発生してしまう理由について解説します。
ウォーターサーバーのお水の特性を理解して正しく扱えば、おいしいお水を安全に楽しむことができますので参考にしてください。
目次
ウォーターサーバーは衛生面で問題はない?
ウォーターサーバーは、天然水やRO水のボトルをサーバーにセットして、本体内のタンクで加熱・冷却して吐水口から温水や冷水を出します。
サーバー内部のタンクや通水路は外からは見えないため、本当に清潔なのかを心配してしまう方もいるのではないでしょうか。
確かにウォーターサーバーに使われるお水は、水道水と比べると痛みやすいという特性があります。
しかし、だからこそ衛生面に配慮してボトリングされているのです。
このため、メーカーの推奨通りに正しく使っていれば、衛生面の心配をすることなくおいしいお水を楽しむことができるようになっています。
なぜウォーターサーバーには雑菌が発生? 3つの理由
それではなぜ、「ウォーターサーバーは雑菌だらけ」と言われてしまうのでしょうか。
ここからは、ウォーターサーバーのお水に雑菌が発生しやすいと言われる下記の3つの理由についてご紹介します。
1. 水道水とは違い塩素が含まれていない
2. 給水口が外気に触れる
3. ボトルを再利用する(リターナブル式)
1.水道水とは違い塩素が含まれていない
ウォーターサーバーに使われるお水は、天然水やRO水のような浄水です。
一般の水道水との最大の違いは、塩素を含んでいるかどうかという点だと言えるでしょう。
水道水には塩素が含まれていて、このおかげで雑菌の繁殖などを防いでいます。
一方でウォーターサーバーのお水は、フィルター処理や加熱処理で除菌して出荷されます。
これは味わいやミネラル分を保つためで、おいしいお水が楽しめる理由となっています。
したがって、ウォーターサーバーの水は、出荷までの過程で塩素消毒を行わないことで、水道の水と比べると雑菌が発生しやすいと言えるのです。
2.給水口が外気に触れる
ウォーターサーバーのお水ボトルは、厳正な安全管理のもとで密閉していますので、ボトル内のお水は基本的に安全です。
また、後述しますが、サーバー内のタンクについてもメンテナンス機能が付いていたり、適正なメンテナンスをしたりしていれば同様に安全と言えます。
しかし、サーバーからコップに水を注ぐ吐水口や、お水ボトルとウォーターサーバーを接続する給水口については、ユーザーが自分で手入れをする必要があります。
吐水口や給水口が汚れてしまうと、そこからつながってタンク内へも雑菌が繁殖してしまうリスクがあります。
外部に出ているパーツのため、空気中のホコリなども付着することになります。
拭き掃除などのお手入れをすることで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
3.ボトルを再利用する(リターナブル式ボトル)
ウォーターサーバーのお水ボトルは安全管理を徹底しているとご紹介しましたが、リターナブル式のボトルを使っているサーバーの場合は注意が必要です。
一度使ったボトルを再利用するため、当然洗浄や除菌は行いますが、100%安全とは言い切れません。
それは、ボトルの回収前の状態がわからないからです。
中には長い期間放置されていたり、ボトル内に水が残ったままだったりということもあり得ます。
また、何度も再利用しているうちに、除菌しきれなかった雑菌が蓄積されていくというリスクもあるでしょう。
ウォーターサーバーに必要な2つのメンテナンス
ウォーターサーバーのお水ボトルは、リターナブルボトルでなければ、基本的に出荷された段階では安全です。
しかし、サーバー本体のメンテナンスが行き届いていないと、サーバーにセットした後で雑菌が入り込んでしまう危険性があります。
ウォーターサーバーを清潔に保つためにはメンテナンスが欠かせません。
ここからは、ウォーターサーバーのメンテナンスについてご紹介します。
サーバー内部のメンテナンス
ウォーターサーバー内部のメンテナンスについては、以下の2つのパターンがあります。
・サーバー本体に自動メンテナンス機能がついている
・メーカーから定期的にサービスマンがメンテナンスに訪れる
前者の場合、週に1回や毎晩決まった時間などに、UVライトや高温水循環などでサーバー内部のタンクや配管をメンテナンスします。
後者の場合では、専門業者が数ヶ月に1回ぐらいのペースで訪問し、メンテナンスを行う方式です。
内部にはモーターやヒーター、制御装置などが含まれるため、ユーザーが自分で洗浄することは基本的にありません。
サーバーの外側のメンテナンス
サーバーの外側については、ユーザーが自分でお手入れをする必要があります。
詳しくは次の章で解説しますが、吐水口や給水口、受け皿などはこまめに掃除して、雑菌や汚れがサーバー内部に入らないよう気をつけましょう。
また、見落としがちですが、ウォーターサーバーは常時通電している家電のため、意外とホコリが寄り付きやすいという性質があります。
サーバーの外側や裏面もこまめにお掃除することをおすすめします。
ウォーターサーバーの雑菌の繁殖を防ぐために知っておきたいこと
メンテナンス以外にも、普段の使い方を気を付けることで、ウォーターサーバーの雑菌繁殖を防ぐことができます。
ここからは、ウォーターサーバーを衛生的に使うために知っておくべきポイントを解説します。
電源は常に入れておく
ウォーターサーバーの電源は、常に入れておくようにしてください。
ウォーターサーバーは、常時通電が必要な家電製品です。
お水の温度を適切に保つだけでなく、自動メンテナンス機能を稼働させるためにも電源を入れておくことが必要です。
自動メンテナンスの運転中は、高温の水をタンク内や配管に行き渡らせて、サーバー内の雑菌の繁殖を防いでいます。
節電したいからといってこまめに電源を切ってしまうと、定期的なメンテナンスができなくなってしまいます。
また、電源を入れ直すと、その都度温水を加熱し直すことにもなり、余計な電力を消費してしまいます。
電気代が気になるという方は、エコモードや節電モードのついた機種を選ぶといいでしょう。
水は早めに使い切る
ウォーターサーバーのお水は、安全な状態で密封されています。
しかし、サーバーにセットすると、そこから空気に触れるため、雑菌が繁殖しやすくなります。
未使用であれば清潔なまま保管できますが、サーバーにセットしたり、常温で使うために開封してしまったお水のボトルは、早めに消費しましょう。
開封後のお水については、どのメーカーでも消費期限を表示しているので、それに従ってください。
一般的には2週間程度で消費するよう推奨ているところが多いようです。
外部の掃除はこまめに行う
サーバーの外側については、ユーザー自身でお手入れをしなくてはなりません。
主にお水ボトルをセットする給水口や、サーバーから水を出す吐水口、受け皿は、こまめに掃除するようにしましょう。
これらの部位は汚れや雑菌がついてしまうと、内部まで広がっていく恐れがあります。
常に清潔に保ち、掃除に使う道具も清潔なものを使用してください。
また、サーバーの外側や裏側もこまめにホコリを取ったり、拭き掃除をするなどして清潔に保ってください。
サーバーのお手入れ方法については、メーカー公式サイトや取扱説明書などにも記載がありますので、参考にすると良いでしょう。
ウォーターサーバーのお水の基礎知識
ウォーターサーバーの衛生面については、サーバー本体をいかに清潔に保つかが大切です。
また、お水を正しく使うことも重要になってきます。
ここからは、ウォーターサーバーに使われるお水の特性をご紹介します。
ウォーターサーバーをどういうシーンで使うかによって、選ぶべきお水も少し変わってくるので参考にしてみてください。
ボトル水(未開封)の賞味期限は?
ウォーターサーバーにセットした開封済みのお水は、早めに消費することが大切です。
しかし、未開封であれば、かなり長めに保管ができるため、備蓄として少し多めにボトルを持っておくと安心です。
では、未開封の場合、消費期限はどのくらいあるのでしょうか。
これはメーカーによってまちまちなため、お使いのウォーターサーバーの公式サイトでご確認いただくのがいいでしょう。
ちなみに、天然水の場合は半年程度、長いもので約1年もつものがあります。
お水の違い「硬水」「軟水」とは?
よく「硬水」「軟水」と言いますが、この違いはお水に含まれるミネラルの量を指しています。
カルシウムやマグネシウムなどが多く含まれると硬水と言い、少ないものが軟水です。
日本では一般的に軟水が多く、硬水は味のクセから飲みづらいと感じる方もいるようです。
しかし、スポーツをされる方などは、水分補給の際にミネラルも多く摂れる硬水が向いています。
赤ちゃんのミルクなどは軟水がおすすめなので、ご家庭の状況やライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。
お水の違い「天然水」「RO水」とは?
「天然水」はおいしいお水が採れる採水地から組み上げたお水に、最低限のフィルター濾過や加熱滅菌処理を施したものです。
天然のミネラルを含んだままの状態でボトリングされるので、ミネラルをしっかり摂りたい方に向いています。
一方「RO水」はもととなるお水をRO膜と呼ばれるフィルターで濾過したものです。
このフィルターは海水を淡水に変えられるほどの高性能で、お水に含まれるミネラルなども除去されます。
このため安全性は高いですが、ミネラル分は摂取できません。
ウォーターサーバーなら「ふじざくら命水」
ウォーターサーバーを使ってみたいけど、衛生面で不安があるという方は、以下のポイントを押さえておくといいでしょう。
・リターナブルではなくワンウェイタイプのお水ボトル
・サーバーに自動メンテナンス機能が付いている
・サーバー外部をこまめにお手入れする
・お水の消費期限を守る
実際にお手入れがしやすいかどうかなど、使ってみないとわからないこともあり不安に感じる方もいるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、ふじざくら命水の「解約金無料キャンペーン」です。
ウォーターサーバーは2〜3年程度の契約期間が決まっていて、満了前に解約することになると解約金が発生します。
こちらのキャンペーンをご利用いただくと、3ヶ月間は解約しても解約金が発生しません。
そのため、納得いくまで試していただくことができるのです。
ふじざくら命水では、富士山麓の美味しい天然水を業界最安値クラスでご提供しています。
また、お水はワンウェイ式のバッグインボックスを使用していますので、衛生面でも安心です。
もちろんサーバーには自動メンテナンス機能を搭載しています。
使い勝手やお手入れのしやすさ、そして天然水の美味しさをしっかり確かめてみたいという方は、ぜひご検討ください。
まとめ(ウォーターサーバーの衛生面について)
「ウォーターサーバーは雑菌だらけ」という話が聞かれてしまうのは、サーバー本体のメンテナンスと、お水の適正な利用に問題があるからといえます。
しかし、サーバー本体にクリーン機能やメンテナンス機能がついていなかったり、形状が複雑でお掃除がしづらかったりすると、雑菌の繁殖を招いてしまうことになるのは事実です。
メーカーが推奨する方法で正しくお手入れして、お水の賞味期限をきちんと守れば、基本的にウォーターサーバーは安心して使うことができます。
また、サーバー本体やストックのお水は、直射日光が当たらず風通しの良い環境に置くなど、保管方法に気をつけることでも防ぐことが可能です。
お水の容器がワンウェイタイプであれば、適正な使用を心がけることでさらに安心してお使いいただけます。
ふじざくら命水では、ワンウェイタイプのバッグインボックスを採用していますので、ストック分を積み重ねることもでき、省スペースでストックのお水の保管が可能です。